大倉山鍼灸院のクマのブログ

東横線の大倉山にある小さな鍼灸院で営業部長をしております。

お布団かけておやすみなさい

こんにちは。

大倉山鍼灸院のクマです。

 

すっかり涼しくなってきました。

夜は秋の虫の声なんかが聞こえてきて

寝苦しさからも解放されていい感じです。

 

秋の夜長に、布団の中でアレコレ考えて・・・

気が付いたら寝てました。

 

そんなクマが布団の中で考えたこと。

お布団ってあったかくて気持ちいいな・・・

 

ではなく。

 

なんで寝るときって布団かけるの?

 

寒いからとか、そういういことじゃなく

昔から、当たり前のようにかけてるし

なんだかいろんな意味がありそうです。

 

というわけで、調べるのが面倒なので

院長先生に聞いてきました。

 

 なんで寝るときだけ布団をかけるのか。

 

ポイントは「」です。

 

「気」にもいろんな種類がありますが

今回は特に「衛気(えき)」が主役です。

 

「衛気」は体表面を覆っています。

役割としてはざっくり2つ。

1、体温の調節

2、外邪の侵入防止

 

毛穴の開け閉めによる発汗量の調節と体温の保持、

それにより、外邪からの防衛機能を維持している。

「衛気」は、そんな仕事をしています。

 

そんな「衛気」ですが、

日中は体表(陽)を巡っていますが、

夜は体内に(陰)巡ります。

一日は昼(陽)と夜(陰)が巡っていくように

衛気も体表(陽)と体内(陰)で巡ります。

 

というわけで夜になると、体表の衛気が減少して、

体温調節力や外邪からの防衛力が低下するわけです。

 

そこで、布団の出番となるわけです。

 

意外とシンプルな理由でした。

昔の人が経験からそうしていたんでしょうね。

 

夏でも布団を蹴っ飛ばして寝てしまうと

風邪をひいてしまったりするのも

こういう理由だったんですね。

 

余談ですが、夜に体内に入った衛気は

営気(えいき)として、体内で活躍します。

営気と衛気もまた陰陽の関係にあり、

夜は体表の衛気は減少しますが、

体内の営気が増えた状態になります。

 

営気は文字通り身体を営む気です。

寝る子は育つ」なんてわれるのも

このあたりから来てるのかもしれません。

 

布団一枚にも、物語があります(大げさだな)。

 

クマも暖かくして、冬眠・・・・。

 

いや、明日また起きて仕事します。

 

皆さまも暖かくして、

睡眠をしっかりとってご自愛ください。

 

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大倉山鍼灸院 営業部長 クマ

 

 

 

 

 

天候の変化による体調不良の原因は・・・。

こんにちは。

大倉山鍼灸院のクマです。

 

夏はやっぱり枝豆が良いそうです。

湿気に対抗する作用があるんだとかで

院長先生は、

アホみたいに、枝豆茹でているみたいです。

 

さて、とっくに梅雨明けして8月ですが、

今年の夏は猛暑日が続いたかと思えば、

ぱったりと過ごしやすくなったり、

梅雨みたいに雨が続いたかと思えば、

また急に猛暑が返ってきたりと

なんだか安定しません。

 

天候や気温の急な変化は、

身体の変調をもたらします。

実際、なんだか体調がすぐれないという方が

多く来院されています。

 

ところで、天候や気温の急な変化が

なぜ体調不良を引き起こすのでしょうか?

今回は、そこらへんを考えてみます。

(といっても、院長先生に聞きに行くんですけどね。)

 

通常、身体は汗をかく量を調節するなどして気候の変化に対応していこうとします。

しかし、変化が急であるため、なかなか追いつかず、体内の熱や冷えの量がおかしくなってしまい、様々な体調不良が引き起こされると考えられます。

 

鋭い方はお気づきかと思いますが、身体が無意識に色々調節してくれるアレ、そう、自律神経です。

天候の急な変化により自律神経のバランスが乱れてしまうことが今回の体調不良の原因と考えられます。

 

東洋医学ではどうでしょうか

 

急な天候の変化を、陰陽の急変と考えます。

通常、陰陽は、

(弱い陽)→(強い陽)→夕方(弱い陰)→(強い陰)

とか

(弱い陽)→(強い陽)→(弱い陰)→(強い陰)

といった感じで陰陽それぞれが徐々に、変化していきます。

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模式的に図で書くとこんな感じ。

この図でいうと時間とともに陽が減りつつ陰が増えていきます。

これを繰り返して一日、そして一年と陰陽が変化していきます。

日々が過ぎて、少しづつ季節が移り変わっていく感じです。

 

陰陽が急変すると、朝からギラギラと日差しが照り付けたり、真冬に突然、暑い日あったりする。

夏にクーラーをかけすぎて体調を崩してしまうのも同じ理屈ですね。

 

また、高気圧と低気圧がぶつかるところは前線なんて呼ばれて、そこで雨が降ったりします。

ここまでは、通常の天候の変化ですが、この高低差が大きいと、積乱雲が生じて豪雨、雷雨となります。

陰陽の変化が急すぎるわけです。

 

東洋医学ては、この陰陽の急なバランスの変化により邪気(じゃき)が生じると言われています。

この邪気が身体に入ってしまうと、様々な身体の不調をきたしてしまうというわけです。

 

なるほどクマにも、なんとなくわかったような気がしてきました。

 

で、結局のところ、その邪気にやられないようにするにはどうしたらいいんでしょうか。

 

対策は邪気の種類によってアレコレあるんですが、何といっても気を補うことです。体内の正気が邪気をやっつけてくれるわけです。

 

対策としては、よく食べて、ゆっくり休んで、身体の気を補います

いわゆる元気な状態にしてあげることです。

 

食材で言うなら、鶏肉、カボチャ、エビなど補気といわれる食材がおススメです。(「補気類」って検索するとたくさんでてきますよ。)

また、院長先生おススメの豆類補気作用があります。

 

それでもダメなら、鍼灸で・・・。

なんか宣伝みたいになってますが、陰陽のバランス調整には鍼灸が良く効きます。

 

夏バテ?なんだか体調がすぐれない方など、ご相談ください。

 

まだまだ、暑い夏がつづきますが、気を補って元気にお過ごしください。

 

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大倉山鍼灸院 営業部長 クマ

 

目に見えない気の話 続き

こんにちは。

大倉山鍼灸院のクマです。

 

本日も待合室のソファーで皆さまをお迎えしています。

最近、かわいいクマさんとか言われることも増えてきてご満悦です。

 

さて、前回「」について少し触れました。

で、結局のところ「気」の病ってどんな感じなの?

そうならないようにするにはどうしたらいいの?

 

そんなご質問をいただきました。

 

うーん、たしかにそこが一番知りたいところですよね。

クマのブログは、いつもなにかが抜けてるねって

院長先生にも言われてしまいました。

 

今回はそこんところ、おさえてみます。

 

というわけで、さっそく院長先生に聞いてみたところによると、 

「気」の変調としては、ざっくりと2つ。

(他にもありますが、代表的なもので)

 

1、気虚(ききょ)

 身体の気が足りていない状態です。

 倦怠感、息切れ、疲れやすい、汗がとまらない etc.

 といった症状がみられます。

 

2、気滞(きたい)

 気が流れず、停滞した状態です。

 お腹が張る、イライラ感、憂うつ感、頭痛 etc.

 といった症状がみられます。

 

治療としては、

気を補う(補気)気を動かす(行気)

といった効果のあるツボに鍼や灸を使っていきます。

 

〇〇に効くツボはコレですというのもあるんですが、実際のところは、その患者さまごとに身体の状況をみながら使うツボを選んでいきます。

 

なるほど、

 

で、そうならないようにするためには

どうしたらいいんでしょうか?

 

小難しい話はどうでもよくて、

そこですよ、重要なのは 。

 

まず、気虚

その原因は、気使い過ぎor生成の不足です。

ゆっくり休んで、しっかり食べましょう

(意外と単純なんだな・・・クマ談)

気の原料は食べ物です。

補気の作用のある食べ物と、その食べ物から気を生成する消化器官(東洋医学では脾胃といいます)に優しい食べ物を選んでください。

おススメは南瓜、鶏肉、エビなど。冷たいものはなるべく避けて、生野菜より温野菜を選んでください。

 

次に、気滞

気が滞る一番の原因はストレスです。

気の流れを良くする作用のある「肝」はストレスに弱い臓器であるためです。

簡単ではないと思いますが、なるべくストレスを溜めない生活と、適度な運動が大切です。

こちらも食材でいうと、

かんきつ類お酢などの酸っぱいものは「肝」の作用を助けます。

また「肝」に滋養を与えるものとして、シジミ、イカ、タコなどもおススメです。

 

院長曰く、気の話は奥が深いので、

わかりやすいところから少しずつ進めていきましょうとのことで、

今回はこんな感じになりました。

 

いかがだったでしょうか?

気って目に見えないけれど

なんだか重要な感じがしてきました。

 

クマも日常生活アレコレ気を付けます。

あ、これも「」ですね。

 

みなさま、ご自愛ください。

ではまた。

 

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大倉山鍼灸院 営業部長 クマ