湿邪に負けない身体をつくる ~梅雨の養生~
こんにちは。
各地で梅雨を迎えています。
雨です。湿気です。ジメジメです。
そんな環境で湿邪(しつじゃ)が活発になります。
湿邪には、
重くてねっとりとまとわりつく性質があります。
それにより
気血の流れを停滞させ、
特に身体の下の方に溜まって
重だるく感じます。
足のむくみや冷えを引きおこします。
また、湿邪の影響を最も受けやすい臓腑は
脾胃(ひい)と言われています。
脾胃は消化吸収に加えて
体内の水分の循環に関与しています。
このため脾胃の不調により
消化不良、下痢、浮腫(むくみ)などの症状があらわれます。
つまり、脾胃の強化が、
湿邪に負けない身体づくりで重要になるわけです。
ポイントは2つ。
1、利尿と発汗で身体の水はけをよくします。
・利尿作用のある食材
緑茶、アサリ、キュウリ、トマト etc.
・発汗作用のある食材
ショウガ、ネギ、シソ etc.
2、湿邪に効果的なツボを押す
陰陵泉:スネの骨の内側を膝の方向へさすっていって、カーブするところ。
三陰交:内くるぶしの頂点から指幅4本分上がったところ、スネの骨の内側のキワ。
足三里:膝の外側、お皿の下から指4本分下がった、いちばんくぼんでいる場所。向こうずねの外側。
場所は目安です。
その付近で押してみてつーんと感じるところをとってください。
強く押しすぎず、気持ちよいと感じる圧でゆっくりと。
薬局で市販されている
台座付きのお灸を置くのもおススメです。
これらのツボは夏バテにも効果的です。
また、この3点を冷やさないようにご注意を。
え?写真?
いつもの白抜きの人体図では
味気ないなということで、
深い意味はないですけど、
クマの足は毛むくじゃらなので
人間の写真をお借りしてきました。
なにはともあれ。
脾胃を養って、
湿邪に負けず、
快適な梅雨をお過ごしください。