大倉山鍼灸院のクマのブログ

東横線の大倉山にある小さな鍼灸院で営業部長をしております。

呼吸で自律神経を整える

こんにちは。

大倉山鍼灸院のクマです。

 

以前に書いた自律神経についての記事

クマでもわかる自律神経 - 大倉山鍼灸院のクマのブログ

 

自律神経のバランスが大切だということは、大変よく理解できました。

で、そのバランスを調整するにはどうしたらいいんですか?

 

またしても、一部マニアな方からご質問いただきました。

たしかに・・・それが重要なんじゃないの?

 

というわけで、そこのところを院長につっこんで聞いてきましたので、いつものように説明していきます。

 

まずは、前回のおさらい。

自律神経の特徴は 

1.自律神経は、緊張、集中した状態で優位に働く交感神経と、リラックスした状態で優位に働く副交感神経が互いにバランスを取り合いながら働いていて、そのバランスの崩れが様々な身体の不調に関連している。

 

2.自律神経が関与する器官は、心臓や消化器など自分の意思で動かすことも止めることもできない。

 

ざっくりこんな感じでした。

 

緊張したりリラックスしたりといった心の変化で、心臓がバクバクしたりゆっくりになったりします。

このことから自律神経は心の状態と関連が深いことがわかります。

 

自律神経のバランスを整えるためにストレスをなくして、いつもリラックスして過ごしましょう。

そんなことがいろんな文献に書いてあります。

 

でも、そう言われて「はい、そうですか」とストレスフリーな生活をおくれる人は現代社会において、ほとんどいないのではないでしょうか。

 

じゃ、どうすりゃいいの?

 

自律神経は、自らの意思では動かせませんと書きましたが、実は動かせるところがあるんです。

(おいおい、話が違うじゃないか・・・。)

 

それは呼吸です。

呼吸は意識しなくても勝手に動いていますが、意識して止めることも、深くしたり、浅くしたりもできますよね。

つまり、意識的に呼吸を変えることで、逆に自律神経に作用することができるってことなんです。

 

想像してみてください。

重い荷物を持ち上げる前、ぐっと力を入れる前には息を大きく吸い込みます。大きく吐き出したらうまく力が入りませんよね。

 

ぐっと力んで重い荷物を持ち上げるにあたっては、交感神経が優位である必要があります。息を吸い込むことで力が入りやすくなるということは息を吸い込むことで交感神経が優位になるということです。逆に息を吐くと副交感神経が優位になるため力がうまく入らないわけです。

 

これを利用しない手はありません。

 

常にストレスにさらされている現代人は、交感神経が過剰に優位となっている方が非常に多いです。

この場合は息を吐く方を意識して、吸うより長い時間をかけて息を吐きます

すると副交感神経が上がってきます。

 

息を吐くことを意識して、吐き切るとその後は吸おうと思わなくても勝手に息が入ってきます

 

数を数えましょう、ラジオ体操みたいな感じで。

8拍吐いて4拍吸います。

8拍に意識をおいて、4拍は勝手に入ってくる感じ。

 

繰り返していると、リラックスしてくるのがわかります。

 

東洋医学的にも、ストレスで滞ってしまった気を吐き出すという意味で、とても有効な手段になります。

このへんの詳細はまた別の機会に。 

 

緊張するような場面でも、この呼吸法が効果あるかもしれませんよ。

 

皆さまも自律神経を整えて、より健康な毎日をお過ごしください。

 

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大倉山鍼灸院 営業部長 クマ