クマでもわかる自律神経
自律神経って言葉を最近よく聞きますが、
結局のところ何なんですか?
実はよくわかっていない方、多いのではないでしょうか。
かくいう私(クマ)もよくわかっていません。
というわけで、院長に聞いてきましたので
「クマでもわかる自律神経」と題して説明していきます。
脳からの指令を身体に伝えている神経は
(1) 自らの意思で動かせる筋肉などに指令を伝える神経と
(2) 自らの意思で動かせない心臓などに指令を伝える神経
の2種類に分類されます。
このうち、(2)の神経を自律神経と呼んでいます。
心臓を動かすのに意識していませんよね。
心臓が「はぁ~疲れた。ちょっと休憩!」
なんて言って休憩されたら大変なことになるわけですよ。
つまり「自らを律している神経」ってことです。
この自律神経はさらに交感神経と副交感神経の2つに分類されます。
(なんか聞いたことある名前だ。これって自律神経の一種だったのか・・・。)
この2つが互いにバランスを取り合って自律神経として働いています。
物事に集中してるときや緊張しているときに優位に働くのが交感神経で
ほっと一息。リラックスしているときに優位に働くのが副交感神経です。
車のアクセルとブレーキに例えられます。
車を走らせるときはブレーキを離して、アクセルを踏みます。
止めるときはその逆です。両方を同時に踏んだりするとおかしなことになります。
つまりTPOにあわせてお互いに拮抗しながら適切に働いている状態が
自律神経がバランスよく働いている状態であると言えます。
自律神経は、そのほかにも消化器系や汗腺、瞳孔、ホルモン分泌など勝手に調節される多くのものに関与しています。
だから、自律神経のバランスが崩れると身体の各方面に様々な異常が現れるわけです。
なんだかよくわからない体の不調は、自律神経のバランス乱れが原因だったなんてことも少なくないそうです。
東洋医学でも陰陽のバランスが大切です。
単純に言うならば、鍼灸で陰(副交感神経)と陽(交感神経)のバランス を整えれば
自律神経のバランスも整ってくるということになるんだそうです。
(東洋医学と自律神経の話はまた別の機会に)
何事もバランスが大切なんですね。
自律神経のバランスが崩れる原因のひとつがストレスです。
なるべくストレスを溜めないよう、ゆっくり心穏やかにお過ごしください。