大倉山鍼灸院のクマのブログ

東横線の大倉山にある小さな鍼灸院で営業部長をしております。

目に見えない「気」

こんにちは。

大倉山鍼灸院のクマです。

 

いつもながらに唐突ですが、

 

東洋医学は胡散臭い。

 

そう思っている方、少なくないと思います。

 

そう言われてしまう最大の要因は

「目に見えないこと」

だと思っています(クマの私見)。

 

その、目に見えないモノの代表格が「気」です。

今回は「気」って何なのって考えることで

胡散臭さを少しだけ取り去るお手伝いをしてみます。

 

「お元気ですか?」

「なんだか気分が悪い・・・」

気が合う仲間」

「今日は天気がいいですね」

「あの人は無邪気だね」

 

これ、全部「気」です。

自然と日常に「気」が存在しています。

 

この「気」の過不足や偏在などが

病をもたらす原因のひとつとなります。

「病は気から」なんて言われるのは

このあたりによるとこだとも考えられます。

 

つまり「気」は生命活動を維持する根源というわけです。

 

「気」には以下のような作用があるとされています。

押し動かす(推動)

  栄養分などが気によって体内を巡ります。

温める(温煦作用)

  体温の維持一役かっています。

外邪の侵入を防ぐ(防衛作用)

  外界の悪い気が入ってこないように

体液が漏れないようにする(固摂作用)

  汗の量の調節や、

  血液が血管から漏れないように

気血や精のバランス調整(気化作用)

  精から気、気から血という移り変わりの力

 

これらの作用が正常に機能しないことで

気が足りなくなってなんだか元気が出ない(気虚)、

流れが悪くなってイライラしてしまう(気滞)

など、様々な症状が現れます。

また、気滞はいわゆるコリの原因のひとつにもなります。

 

また、気の場所や種類により分類し、

それぞれに役割があったりするわけですが 

今回はこれくらいで。

 

どうですか?

学術っぽくなってきました。

 

「気」に関して、今回はまだまだほんのさわりだけですが

東洋医学が体系立てられた学問であることが

なんとなわかっていただけたでしょうか。

 

反響があれば、

また別の機会に「気」について

掘り下げてみたいと思います。

 

気難しそうな達人の先生が、

「うーん、ここだぁ!」

とかいって、独特の感性でツボに鍼を刺す。

そういう先生もたまにいらっしゃいますが

多くの鍼灸師東洋医学を体系立てて勉強しています。

鍼灸師を目指す専門学校では、

こんなところから勉強していくわけです。

 

もちろん、現代医学の解剖学や生理学といったことも勉強します。

 

今回はほんの入り口だけですので

まだまだ胡散臭いなと思う方もいるとは思います。

 

しかし、東洋医学はスピリチュアルなものではなく

ましてや変な宗教とも関係なく、

施術後に入信を勧められるなんてことは決してありません。

(そういう誤解もあるようです)

 

なにはともあれ、お気軽に鍼灸治療を受けてみてください。

なんだか体調がよくなっていきますので。

 

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www.shinq-ookurayama.com

 

大倉山鍼灸院 営業部長 クマ