ホルモンってなんですか?
結局それって何ですか?」
院長にホルモンって何ですかって質問してきました。
様々な分野で体内の環境を調節するためにかかせないもの
なんだそうです。
必要に応じて必要量が体内で生成されます。
人間の体内には50種類以上のホルモンがあると言われています。
なんだかイメージがわきませんので
例をあげてみます。
膵臓からインスリンと呼ばれるホルモン(あ、聞いたことあるぞ)が出てきます。
このインスリンは血液から肝臓や筋肉への
糖の取り込みを促進します。
それにより血糖値が下がるわけです。
血糖値が下がりすぎてしまいますので
血糖値が良い感じになると止まります。
肝臓に働きかけて、取り込んである糖を血液中に放出させる
つまり、血糖値を上げるよう働くホルモンが出てくるわけです。
良い感じの範囲になるよう調整してくれてるわけです。
血糖値もうちょっと上げとこう。
体温さがりすぎかな?
とかいって自分でなんとかできちゃう人はいません。
自分で動かせないってことは、
ホルモン分泌は自律神経系と関連深いということです。
自律神経がストレスの影響を受けやすいように
ホルモン分泌もストレスの影響を受けやすいです。
そして、ホルモンも自律神経も大切なのはバランス。
多すぎても、少なすぎても、
がんばりすぎても、サボりすぎても
ダメなわけです。
そう、結局はこれです。
バランス、つまり陰陽です。
ホルモンも自律神経も陰陽のバランスを整えることで
良い方向へ向かうと考えられます。
小難しいこと言うけど、結局はそれです。
東洋医学は非常にシンプルです。
(そのぶん奥が深いですが)
陰陽の調節でホルモンバランスを調節する。
普段から陰陽の調節をしておくことで、
身体の不調を予防することができると考えられます。
お身体の小さなお悩みでも、健康維持でも
お気軽にご相談ください。
ではまた。
五月病を考える
こんにちは。
今回も突然ですが毎年この時期に話題になる五月病について考えてみました。クマなりに。
クマには難しいことは、わからないので
ざっくりイメージできればいいと思います。
鍼灸師を目指してるわけでもないでしょうし・・・。
では早速。
就職、進学、転職、退職などによる
環境変化に伴い、緊張した状態で気をはってがんばる。
そこに連休があって一気に緩んでしまい。
連休明けからモヤモヤしてうまくリズムが戻せなくて
なんだかおかしなことになってしまう。
五月病とはこんな感じでしょうか。
とはいえ、五月病ってのは正式な病名はなくて、
いうなれば「適応障害」ってことになるのですが
難しいので今回は五月病で進めます。
東洋医学的に考えてみます。
まず問題になるのは「肝」。
お酒を飲んで染みわたるなんて言われる
五臓六腑のひとつです。
五臓六腑の細かい話はまたの機会に。
春は身体全体を統括する「肝」ががんばる季節といわれます。
この状態で、新しい環境に適応しようとがんばりすぎてストレスを溜めてしまうと、
ストレスに弱い「肝」への負担が強くなり、
肝の気が減っていきます。
さらに
この状態で暦の上で夏が始まるとされる立夏(5月5日)を迎えて、
春に活躍する肝は、夏に活躍する「心」へとバトンタッチします。
ここで「肝」の気が減った状態でバトンを渡された「心」は
がんばろうと思っても力がでません。
つまり精神と関わりの深い「心」が元気のない状態となります。
それによって、やる気が出なかったり、落ち込んでしまったり、悶々としてしまったりしてしまう。
こんな感じに考えられます。
毎年この時期に五月病の症状が出てしまう方は
春から肝の気を調整しておくことが大切です。
それを早く言えよ・・・。
そんな声が聞こえてきそうです(汗)。
いや、今からでも鍼灸で気の調節を行いましょう。
五月病のみならず、心にも身体にも日頃のケアに鍼灸が有効です。
肩こり、腰痛だけでなく
心にも効果ありです。
ちょっとした不調もそのままにせず
お気軽にご相談ください。